肩ごしの恋人 唯川恵(集英社文庫)

圧倒的な共感を集めた直木賞受賞作、ということで読んでみました。
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うん、確かに面白い。
非常にうまく作り込まれた作品だと思います。

欲しいものは全て手に入れる自称鮫科の女「るり子」と、人生に対して常に醒めた目を持ち続ける女「萌」。
性格も考え方も正反対の幼なじみふたりが、女の本音をぶつけ合いながらひたむきに生きる姿が印象的です。

そしてそこに登場する男たちも、それぞれに味があって魅力的。

ソナタ的な恋愛小説、という表現がぴったりでしょうか。
るり子と萌の2つの主題が、くっついたり離れたりしながら美しい旋律を紡ぎ、その上に男たちの独奏が乗っかっていく感じです。
最後に爽やかに主題が解決されていくさまも見事。

なかなか素敵な恋愛小説だと思います。

そして。
文庫版だと最後に江國さんの解説が載っているのですが、これがまたすごい。

江國さんの解説4ページは、本作品の全てと同じだけの存在感を持っていると言っても過言ではありません。
ホントにこの人は。すごすぎるよ。

ところで、本作品のドラマ化が決まったそうですね。
http://www.tbs.co.jp/kata-koi/

なぜ今さら?という気がしなくもないですが、原作がいいのでそれなりの視聴率は取れるでしょう。
米倉涼子というキャスティングは???ですけども。

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さちこの読書日記
crystal kiss…

2 Comments

  1. 唯川恵なんて,渋い人の作品を読むねぇ.
    渋いって言うか,表現が大胆で読んでて恥ずかしくなるところが
    何箇所もあることが多いよね・・・・.

  2. 渋い?表現が大胆??
    そうかなあ。
    全くそんな感じはしなかったけど。
    マヒしてるのかなあ(笑

    まあ中山可穂さんの作品を平気で読んでるぐらいだから、表現の大胆さに対する免疫は人一倍あるとは思うけど (^^;

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