第40回月・惑星シンポジウム@宇宙研

月惑シンポ@宇宙研で発表してきました。

講演タイトルは

「ハイドロダイナミックエスケープによる惑星大気の散逸」

ついこの前D論中間発表会があったばかりだったので、今回はスライドの準備も楽で気楽に参加できました。
#発表原稿はこんな感じです→[pdfファイル]

それにしても今回のシンポジウムは聴衆が少なかったです。
宇宙研の人はそれなりに来てくださっていたのですが、他の大学から来ている人はほぼ発表者+αといった感じで、会場はガラガラ。

やはり人が少ないとテンションが上がりませんね。

ところで、最近月惑シンポの位置づけがいまいちよくわからない感じになっている気がします。
もう40回も続いているシンポジウムなので「意味無いからやめましょう」とはなかなか言えませんが、結局春の学会と秋の学会の間に挟まれている微妙な時期のシンポジウムで、正直あってもなくてもいいような気もしてしまいます。
(どうせどちらかの学会での発表と内容がかぶっちゃう人が多いわけで・・・)

まあ業績重視の傾向が強まるこの世界、学会発表の回数増やしとプロシーディングス(内容を英語で4枚程度にまとめたもの)1本ゲットは、若い人にはありがたいシステムではあるのでしょうけども。

現状のまま惰性で続けるぐらいなら、そろそろ前向きに発展or解消してみるのもいいのではないかと思いますよね。
毎年テーマを決めて、関連する発表をかためて聞ける場にするとか。
あるいはいっそ純粋にJAXAのプロジェクトに関する報告会(非宇宙研の人向け)にするとか。

ねえ、誰か何とかしてみません?
新しいことを始めるのは大変ですが楽しいですよ♪

2 Comments

  1. 2点コメントを。

    1点目は今年は例外的で、AOGSの直前&プラネタリースクール等々のイベントの
    集中があって、発表者自体ものすごく少なかったというのが効いてます。

    2点目は春&秋の学会どちらも最近になってできたもので、もともと春は3月に
    学会があったし、秋は地震学会の1セッションが出発点にある現実があります。
    10年位前まで、惑星というカテゴリを議論する場は、他にほとんど国内になかったんじゃ
    ないかなぁ、と思うのです。

    だからといって、僕自身はどうとも思わないです。現状ではまさに佐々木君が
    いうとおりで、あってもなくてもいいです。
    宇宙研のスタッフや惑星科学界の古株がどう思うかはわかりませんけど。

  2. >コメント2

    なるほど、そういう経緯があるのか。
    秋と春の間にLPSCがあるから、それを真似て春と秋の間に月惑を始めたのかと思ったけど・・・よく考えたら惑星科学会の方が歴史浅いもんね。

    それじゃあ古株のみなさんにとっては思い入れのあるシンポジウムなわけで、あっさりやめちゃえとはならないわけだねえ。

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  1. ⇔ライタ-タイラ⇔

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