アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない 町山智浩(文藝春秋)

ポスト・アメリカの世界へ向けて?おバカなアメリカ人たちを笑い飛ばそう!
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知ってる人はよく知っている、あの映画評論家町山智浩さんによるアメリカいじりまわしコラム集。ストリーム:コラムの花道で町山節にハマっちゃった人にとっては、まさに垂涎の一冊です。

アメリカの現状(特にここ数年の “惨状” )を、キャッチーな内容を中心にしながら、面白おかしくバッサバッサと斬っていきます。日本でも去年は「おバカタレントブーム」の嵐が吹き荒れましたが、アメリカでは “キャラ” ではなく “本物” のおバカが大量にいて、しかも大統領も真性おバカであるという悲惨な状況が複数の側面から語られています。
#まあ日本の総理も同じような (ry

目次からインパクトのあるタイトルをいくつか紹介すると、こんな感じです。

・子どもにブッシュを拝ませる福音派洗脳キャンプ

・神様、兵隊さんを殺してくれてありがとう!

・アメリカは拷問まで海外にアウトソーシング

・年収360万円の若造に2億円の住宅ローン

・アメリカのトウモロコシ畑は日本より広い

・全米の歴史学者がブッシュを史上最低の大統領に認定

・隠れゲイの反ゲイ政治家とヤったゲイ募集!

・「黒人が大統領候補になれるのは50年先だ!」

・アメリカの時代は終わるのか

などなど。

やや三面記事的な内容も多いのですが、逆に言うとそれは、もはやアメリカそのものが三面記事化しているということを表しているのかもしれません。

今後オバマ新大統領がこの落ちぶれたアメリカをどう変えていくのか、楽しみです。


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1 Comment

  1. トラックバックありがとうございます。
    この本は三面記事的なのに無視できない迫力を感じました。こんなのも含めて全部まとめてアメリカなんだなと妙になっとくしました。オバマがどうするか興味深いですね。リンクさせていただきます。

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