企画展「ガリレオの天体観測から400年 宇宙の謎を解き明かす」

日本天文学会創立100周年および世界天文年2009を記念して、巡回企画展が開かれます。みんなで宇宙に思いを馳せに行きましょう♪

今年2009年はイタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け、宇宙への扉を開いた1609年から、400年の節目の年です。

ガリレオは天動説(全ての天体は地球の周りを回っている)が世の定説だった時代に、地動説(地球は太陽の周りを回っている)を唱え、裁判で有罪判決を受けたことで有名です。彼の主張は当時は異端とされましたが、それは突飛な発想によるものではなく、精密な観測と理論的な考察に基づくものでした。彼は自ら作成した望遠鏡を用いて、月面のクレーターを詳細に調べたり、木星の4衛星(今では「ガリレオ衛星」と呼ばれています)を発見したり、太陽黒点の変化を調べたりと、天文学的に重要な観測を次々と行いました。

ガリレオ・ガリレイは、天体観測という手法によって天文学を大きく進歩させた、まさに最初の科学者だったと言えるでしょう。

今年はこうしたガリレオの業績を記念して、各地で様々な天文企画が催されています。今回の巡回企画展もそのひとつです。とても良い機会だと思うので、ぜひみなさん、今年はたくさん天文学の世界に触れ、その魅力を満喫してみてくださいね☆


さて企画展ですが、明日2009年5月30日に国立科学博物館@東京でスタートし、その後、仙台、新潟、名古屋、大阪、と全国5カ所の会場を巡回する予定になっています。詳しい開催日程は以下の通りです。

【東京】国立科学博物館 2009年5月30日(土)〜7月20日(月)

【仙台】仙台市天文台 2009年7月25日(土)〜8月30日(日)

【新潟】新潟県立自然科学館 2009年9月5日(土)〜10月4日(日)

【名古屋】名古屋市科学館 2009年10月17日(土)〜11月29日(日)

【大阪】大阪市立科学館 2009年12月5日(土)〜2010年1月31日(日)

ちなみに国立科学博物館@東京での展示会詳細はこのようになっています。

開催期間:2009年5月30日(土)〜7月20日(月)
会場:国立科学博物館 日本館1階企画展示室
開館時間:午前9時〜午後5時
 (金曜日は午後8時まで・入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日:毎週月曜日(ただし7月20日は開館)、6月30日、7月1日
料金:通常入館料のみ

展覧会の概要がこちらのページに載っていますが、詳しい事が書いてないので、実際にどんな展示になっているのかよく分かりません。まあ東京の場合は上野に遊びに行くついでにちょっと寄ってみることも可能だし、科博だったら常設展も充実してるので、とりあえず行ってみてもいいかと思います。


来週は研究会で遠出するので、再来週あたりで時間のあるときに遊びに行ってみるつもりです。一緒に行こう、って人がいたらぜひ声をかけてください。一応僕も専門家(のはず)なので、それなりに解説しながら、あるいはトリビアを話しながら、展覧会を楽しめると思います ;-)

参考ページ:http://www.astronomy2009.jp/ja/project/exhibition/index.html

2 Comments

  1. 誕生日おめでとうございます。
    書き初めみましたよ〜。

    人を模したのはオリジナルなんですか?
    それとも文字の起源的なものなんでしょうか。
    すごく雰囲気があっていいですね。

    展示会時間があえば一緒に行きたいです!
    解説お願いします笑

    最近は素粒子の分野にハマっていて、そこらへんのこともよろしければ話したいな〜って。

  2. >鈴木諒くん

    コメントありがとう。
    書き初めは、一応文字の起源に基づいてデザインしたものです。
    もともと漢字は象形文字だからね、古典を調べるといろいろ素敵なデザインが出てきて面白いよ :)

    素粒子の分野について語れるかどうか自信無いけど(汗)せっかくだからそのへんの本もちょっと読んでみて勉強しておこうかな。
    展示会はたぶん6月第2週 or 第3週で行くつもり。
    たぶんmixiとかで、行く前に招集(?)をかけると思うので、もし時間が合えば一緒に行きましょう♪

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