新刊本「『惑星』の話」が出版されました

惑星形成論に関する本を書きました。

対象は主に高校生から大学1年生、あるいは社会人の方で、専門書ではなく一般向けの解説書となっています。
現在の惑星の姿やそれらの起源について、さらには系外惑星も含めた生命を宿す惑星の形成理論について、数式は一切使わずに、たくさんの図や身近な例えなどを用いてわかりやすく解説しています。

古典的な惑星形成論の枠組みから、その発展の歴史、そして未解決問題も含めた最新の話題まで、たっぷりと詰め込みました。
現在最もホットな科学分野のひとつである「惑星科学」の世界を、ぜひお楽しみください。

 

「惑星」の話 ー 「惑星形成論」への招待
出版社:工学社
ページ数:143ページ
著者:佐々木貴教
ISBN-10:4777520196
ISBN-13:978-4777520190
発売日:2017/7/26

##########主な内容##########

プロローグ:人間中心の宇宙観からの脱却

第1章 現在の太陽系の姿

[1-1] 惑星(系)について

[1-2] 「太陽系」の構成メンバー

[1-3] 地球型惑星

[1-4] 巨大ガス惑星・氷惑星

[1-5] 衛星

第2章 太陽系形成論

[2-1] 「太陽系形成論」とは

[2-2] 原始惑星系円盤

[2-3] 「ダスト」から「微惑星」へ

[2-4] 「微惑星」から「原始惑星」へ

[2-5] 「原始惑星」から「地球型惑星」へ

[2-6] 「原始惑星」から「巨大ガス惑星・氷惑星」へ

[2-7] 「衛星系」の形成

第3章 「系外惑星の観測」と「汎惑星形成理論」

[3-1] 太陽系外惑星

[3-2] 「系外惑星」の観測手法

[3-3] 汎惑星形成理論の構築

[3-4] 「太陽系形成論」の再考

第4章 生命を宿す惑星の作り方

[4-1] 生命を宿す惑星の見つけ方

[4-2] ハビタブル・ゾーン

[4-3] 多様な「ハビタブル・プラネット」

[4-4] 地球は奇跡の惑星か

エピローグ:我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか

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ちなみに、本書の内容は以前 NHK カルチャー梅田教室にて行った惑星形成に関する連続講座の内容に近いので、興味のある方はぜひ本書と一緒に、以下の資料もご覧になってみてください。

「惑星科学最前線 ~太陽系誕生の謎~」第1回:現在の太陽系の姿

「惑星科学最前線 ~太陽系誕生の謎~」第2回:太陽系形成論のレビュー

「惑星科学最前線 ~太陽系誕生の謎~」第3回:系外惑星の発見、そして汎惑星形成理論へ

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