基盤研究(A)(分担)に採択されました

研究分担者として申請していた学術研究助成基金助成金基盤研究(A)が、無事に採択されました。

研究課題名:
「岩石・氷・ガス惑星の衛星形成の総合的モデル:太陽系、系外惑星系」

概要:
太陽系には小型岩石惑星(地球型)、巨大ガス惑星(木星型)、中型氷惑星(海王星型)という異なる型の惑星があり、うち6つの惑星は多様な軌道配置・質量・組成の衛星系を持つ。内部海や大気を持つ衛星もある。木星や火星の衛星への探査計画が議論され、太陽系外の惑星は多数発見されているが、その衛星も検出可能になりつつあって、太陽系内外の衛星のデータ拡充が今後期待されている。我々は世界で唯一、全ての型の惑星の衛星形成の理論研究を行ってきた経験から衛星系形成の本質は「固/液/気相が混在する周惑星円盤の相変化も伴う温度・力学進化であり、各相の組成の多様性が衛星系の多様性を生む」という着想を得た。衛星研究はこれまで個別の惑星ごとに分断されていたが、本研究ではこの着想のもとに高精度数値計算を実施し、従来の円盤説、巨大衝突説、潮汐捕獲説を統一して全ての型の惑星の衛星形成の総合モデルを構築する。

しっかりと成果を出していけるよう、日々研究に精進していきます。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.




CAPTCHA