むーーー。微妙。
果たしてこのシリーズは駄作なのか秀作なのか、いまだ判断付かずです。
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前作の「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸」がまーちゃんの表面的なヤンデレに終始していたのに対し、本作品はみーくんの内面的なヤンデレ(?)が中心になっており、でんげきぶんこから電撃文庫へ格上げされた程度の高い次元への昇華が実現された作品ではあります。
ただ、じゃあその分おもしろくなったかと言われると、正直あまり前作と大差はないというのが感想です。
第3作目の出版を意識してか、次へ繋がると思われる伏線をあちこちに張ってみたり、最後まで解決されない細かい謎(あるいは解決されているように見せかけて、実は解決されていなくても構わないような曖昧な記述に徹してある謎)をたくさん残してみたり、どうも煮え切らない部分が多いのもよくない。
読後はネット上であーだこーだとみんなで言い合ってくださいと言わんばかりの、なんともエヴァ的な作りには辟易してしまいます。
(いや、このシリーズを語る際にはむしろ西尾維新的と言わなきゃいけないのでしょうか。西尾維新は読んだことがないのでよくわかりませんが)
あ〜、なんかややこしいな。
とにかく、ネタバレ記事を書くとこのシリーズを読む価値が半分以下になってしまうので、内容については何も書けないのです。。
なんともやりにくい。
このシリーズは電撃文庫発のラノベにも関わらず、複数の有名書評ブログを通じて爆発的に売れてしまいました。(ブログのせいですよね??)
とりあえず読んでおかねば、と思って読みましたが、現在までのところ評価的には何ともいえない中途半端な状況です。
次回作がひとまずの完結編になるのかならないのか知りませんが、本シリーズの評価は次回作以降を読んでから改めて確定させたいと思います。
なるべく早いうちに、胴体着陸でもなんでもいいので無事にランディングしてほしいものですね。
首を長くしてお待ちしております。
嘘だけど。
#気になる人は前作と合わせて読んでみてください。
#ラノベですし、2冊で1000円ぐらいですし、どうぞお気軽に。
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かさぶた。
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