11月に読んだ本一覧

さすがに今月はあまり本を読む時間が無かったです。
ただ、月末からついにドストエフスキーの大著に取りかかってみました。
おもしろい。長い。でもおもしろい!
あと、読まず嫌いしていたベストセラー新書も・・・。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか(梅田望夫)ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
ウェブ時代の必読書。
もはや日本人ネットユーザーは、「梅田望夫の著作を読んだ者」と「梅田望夫の著作を読んでいない者」の2つに大きく分けられる。


水曜の朝、午前三時(蓮見圭一)水曜の朝、午前三時 (新潮文庫)
四条直美という女性に出会えたこと、彼女の人生に触れたこと、彼女の言葉を感じたこと。
すべてが素敵な思い出になる、そんな本です。


名探偵の掟(東野圭吾)名探偵の掟 (講談社文庫)
本格ミステリの「お約束」を徹底的にいじり倒した痛快傑作メタミステリ。
本格好きであればあるほど楽しめます。


名探偵の呪縛(東野圭吾)名探偵の呪縛 (講談社文庫)
ちょっと不思議なメタミステリ。
本格ミステリの世界観について、楽しく考えさせられる一冊です。


ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く(リサ・ランドール)ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く
数式を一切使わずに5次元時空を解説。すごい。
サイモン・シンほどではないですが、一般の人にも読みやすいサイエンス本です。


若者殺しの時代(堀井憲一郎)若者殺しの時代 (講談社現代新書)
80年代サブカルの歴史をまとめて大分析。
最後はこの社会から逃げるよりも、新しい社会を作りたい。


ベートーヴェンの交響曲(金聖響+玉木正之)ベートーヴェンの交響曲 (講談社現代新書)
確実にベートーヴェンの交響曲を1番から順に聴きたくなります。
音楽の魅力を言葉で伝えるって、難しいけどおもしろいですね。


自分を変える魔法の「口ぐせ」―夢がかなう言葉の法則(佐藤富雄)自分を変える魔法の「口ぐせ」―夢がかなう言葉の法則
ひたすらポジティブな言葉を発し続けましょう、ってお話。
でも常にポジティブいっぱいな人が人間的に魅力的かと問われると・・・?


難波鉦異本 1(もりもと崇)
難波鉦異本 2(もりもと崇)難波鉦異本 1 (1) (斬鬼コレクションワイド版コミックス)
大阪の遊郭を舞台にした、ちょっとエッチな手塚治虫文化賞受賞マンガ。
抜群に面白い。久しぶりの大当たり。


下流社会 新たな階層集団の出現(三浦展)下流社会 新たな階層集団の出現
劣悪な文系ベストセラー本の典型。データも解釈も主張も全てが最低レベル。
ここまでひどいと、反面教師としてむしろ読む価値があるんじゃないかと思えてくるほど。


国家の品格(藤原正彦)国家の品格 (新潮新書)
まあ、なんというか、それなり。フツーの新書です。
ベストセラー本なんて所詮こんなもんでしょうね。


独白するユニバーサル横メルカトル(平山夢明)独白するユニバーサル横メルカトル
2006年このミス1位。生理的嫌悪を呼び起こすグロ系ミステリ(ミステリかな。。)
綾辻のグロ系レベルの本を読んだことがある人にはやや物足りないか。


カラマーゾフの兄弟1(ドストエフスキー)
カラマーゾフの兄弟2(ドストエフスキー)カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)
物語に入り込むまでが大変ですが、いったん入り込んでしまえばあとは一気!
一生のうちで何度か時間を作って読み返したい文学界の最高峰。

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