M-1グランプリ2006

チュートリアルの圧勝で幕を閉じた今年のM-1グランプリ。
よい笑い納めとなりました。

しかしチュートリアルは強かったですね。
ディープインパクトの有馬記念での走りぐらい圧倒的な強さでしたね。
他が弱かった、と言ってしまえばそれまでかもしれませんが。

ということで、決勝でネタを披露した全組を振り返ってみましょう。
まずは審査員および自分で付けた点数を以下にどうぞ。

    中田 大竹 洋七 渡辺 南原 松本 紳助 合計  貴教
PGB 85 83 81 75 85 85 76 570 80
フット 96 89 91 90 94 90 90 640 75
プラ9 93 82 90 80 89 80 83 597 70
キリン 94 86 92 89 91 87 88 627 85
トーテ 90 83 90 85 88 90 87 613 75
チュー 97 92 98 90 95 95 97 664 95
変ホ長 88 83 85 79 84 75 82 576 82
笑い飯 92 89 90 85 92 89 89 626 85
ライセ 89 83 89 88 90 85 85 609 83

やはり1本目のネタから、チュートリアルが断トツでしたね。
いい勝負だったのは実力伯仲のキリンと笑い飯。
笑い飯は変ホ長調の直後で、会場が一度スローな雰囲気になった分、盛り上げるまでに時間がかかってしまったのが敗因でしょうか。

さて上の表を見て頂くと、明らかに審査員と僕とで点数が違う組がひとつだけあります。
そうです、フットボールアワーです。

フットボールアワーは審査員が軒並み高得点を出している(そして2位で最終決戦に進んだ)にも関わらず、僕の点数は下から2番目。
個人的には、岩尾がうるさいだけで全く面白くありませんでした。
そして最終決戦ではさらに岩尾がうるさくて、見ていてどんどん引いていってしまいました。
もともとそんなに好きなコンビではないのでそれも影響したかもしれませんが、審査員の高得点にはちょっと驚きました。

一方で気になるのはトータルテンボスです。
こちらも僕は下から2番目の低い点数を付けているのですが、松ちゃんがここで90点という高得点を付けているんですね。
しかも「もうちょっとウケていいかな、と思ったんですけどね」というコメント付き。
これは実は去年のチュートリアルとかなり似てるんです。
あまり会場や審査員の評価が伸びない中で「お、も、しろいですね〜」とチュートリアルに95点を付けた松ちゃん。
そして今年の大ブレイク。
来年はトータルテンボスに期待、かもしれません。

初のアマチュアコンビ変ホ長調は、異色な漫才でアマチュアの魅力を存分に発揮していました。
会場の雰囲気に変化をつける意味でも、アマチュアを1組だけ決勝に残すのはありですね。
来年からも変化球(紳助に言わせるとボークらしいが)を投げる新しいアマチュアの登場を期待したいところです。

その他、ひとことずつ。

ポイズン・ガール・バンドは1組目というのが痛かったですね。
しかも緊張していたのかかなりの早口で、持ち味を生かし切れず。
けっこう好きなのコンビなので残念。

プラン9は5人組であることの魅力というか、特色をもっとうまく使えればさらにおもしろくなるかもしれません。
今の段階では僕には完全に未知数です。

キリンは安定感があるけどドカンと来ない。
笑い飯はWボケの形にだいぶん慣れてきて新鮮味がない。
どちらも決め手を欠いてきましたね。
M-1に出過ぎた感が否めません。
このままじゃ来年もちょっと苦しいかなあ。

さてそんなこんなで、いろいろありましたが今年はとにかくチュートリアルのネタで爆笑できたので満足です。
また来年も新しい笑いの世界をたっぷり楽しんでいきたいです♪

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今回の大会で唯一不満だったのは、ネタ披露中に芸能人の観客を何度も映すカメラワーク。
彼らカンケー無いじゃん。
ネタをしっかり見たいんだから、余計なものを映すなよ。
ってことで、毎年の事ですがネタ中に芸人以外を映すテレ朝にはいい加減あきれます (-_-)

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