創価学会 島田裕巳(新潮新書)

今や日本国民の7人に1人が会員ともいわれ、政界・芸能界・マスコミ・教育関係とあらゆる分野で大きな影響力を持っている創価学会。
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これだけ巨大な組織のことを何も知らないってのはさすがにマズイよなあと以前から思っていたのですが、ネットで調べようとしても学会礼賛派と学会批判派とに完全に二極化されていて、客観的な情報がほとんど手に入らないので困ってました。
まさか学会の集会が行われているところに突撃取材するわけにもいかないし(笑

そんな中、本書は中立的な立場から学術的に記述・分析している本、という評判だったので、ちょっと買って読んでみることにしました。
しかしタイトルはそのものズバリ「創価学会」・・・。
もうちょっとなんとかならなかったんですかね (^^;

さて内容ですが、評判通りの客観的な文章・構成で読みやすかったです。
一通り創価学会の歴史と現状を理解することができます。
ただ、やや表面的で浅薄な考察しかなされていない気はします。
まあこれだけ巨大な宗教団体のことを書くわけですから、あまり突っ込んだ議論をするのは筆者としても怖かったのでしょう。
そういう意味では少し物足りなさも残りますが、そこはしょうがないですね。

僕のように創価学会についてほとんど知識の無い人の入門本としてはちょうどよいかと思います。
本書であれば洗脳も逆洗脳もされる恐れはありません。
良くも悪くも巨大な影響力を持っている団体のこと、一般教養として知っておきましょう。

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1 Comment

  1. 遅ればせながら、トラバありがとうございます。
    これは比較的中立で、学術的な一書だと思いますね。

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