神奈川大の講義で、太陽系人気ランキングを調べてみました。
非常勤講師をしている「天文学概論」という授業で、宿題というかレポートを出しました。その内容は、去年に引き続き
「太陽系の天体の中から好きな天体を一つ選び、その特徴を自分なりにまとめる(惑星・衛星・小天体どれでも可)。レポートの枚数や形式は問わない」
というもの。学生のみんながどんな天体に興味を持っているのか知りたかったのと、最終レポートに向けてどの程度のレポート作成力があるのかを知りたかったので、このような超アバウトな内容のレポートを最初に課しました。
提出されたレポート総数157枚。みなさんよくがんばってまとめてくれてました。ごくろうさまでした。レポートの質に関しては個人差が結構ありましたが、全体的にはまじめにやってくれてたと思います。
さて、せっかくたくさんのレポートが集まったので、今年度もどんな天体が人気だったのか本ブログでちょっとだけ紹介したいと思います。
まずは全部まとめてドン。
今回もいい感じでばらけてます。有名どころが一つも欠けてないのがすごいですね。本講義に対して多様なニーズがあるのがよくわかります。
次は惑星(水金地火木土天海)だけを取り出してみた結果。
昨年度に引き続き、上位2つは木星と火星。この2惑星は毎年大人気です。太陽系最大の木星と、生命を宿していた可能性のある火星、人気があるのもうなずけますね。
最後は全体のトップ10を順番に示した結果です。
見事に8つの惑星+太陽&月がトップ10を占めました。昨年は月が3番人気だったのですが、今年はあまりふるわず。かぐや効果が少し薄れてきているのかもしれません(?)
ちなみに今年は準惑星であるエリスやケレス(もちろん冥王星も)を調べてくれた人や、はやぶさが行ったイトカワを調べてくれた人もいました。それぞれにこだわりを持ったレポートを書いてくれた人が多くて、とても楽しかったです。来年度もまた講義をする機会があれば、人気ランキングレポを続けてみようと思います。
ということで、太陽系天体の人気ランキング(@神奈川大)でしたっ。
ちなみに前年度のランキング結果は以下に載せてあります。
http://sasakitakanori.com/archives/2377
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