骨で骨をつなぐ

島根大学の研究チームが、人の骨を使った「ボルト」の開発に成功した。
これは、今後の外科医療にとって大きな意義を持つ開発である。

これまでは折れた骨を接ぐのに、金属やセラミックのボルトが使われてきた。
これらは使用に大きな費用がかかるうえに、ボルトの取り付け・取り外しと患者は2回の手術を受ける必要があった。

しかし今回開発された「骨ボルト」は患者自身の骨の一部を使って作ることができ、また骨が再生する際に周りの骨と同化するので取り外しの手術を受ける必要がない。
これにより、コストの削減・患者の負担減が実現できると考えられている。

なお研究チームはすでに動物実験によりその有用性を検証しており、今年中には実際に医療の現場での検証が行われる予定である。

韓国の黄教授によるクローンES細胞の培養は捏造であったことが判明したが(これはとんでもないことです!)、いずれはクローン技術を用いた外科医療が夢ではなくなる日が来ることが予想される。

今回の「骨で骨をつなぐ」発想は、まさにそうした将来の新しい外科医療の形を想起させるものであり、今後の医療のブレイクスルーがより現実的なものとなったことを示唆している。

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