科学誌 Nature におもしろい記事が載っていました。
Max Planck の研究チームの報告によると、植物が温室効果ガスのひとつであるメタンを大量に放出していることが判明したそうです。
世間一般に最もメジャーな温室効果ガスは二酸化炭素でしょう。
そこで、植林によって植物を増やして二酸化炭素量を抑えよう、というのがこれまでの地球温暖化対策の一般論でした。
(京都議定書でも植林による二酸化炭素吸収が、温暖化対策の見積もりに挙げられています。)
一方、同じく温室効果を持つメタンに関しては、沼地のバクテリア等が主要な発生源だと考えられてきました。
ところが今回の記事によると、大気中のメタンのかなりの部分が植物から放出されたものであることが分かったのです。
また、近年熱帯雨林の破壊が進むにつれ、実際に大気中のメタンの量が減ってきたことも確認されているそうです。
温室効果ガスの二酸化炭素を減らすために木を植えると、温室効果ガスのメタンが増えてしまう。
なんとも苦しいジレンマですね。。。
この報告を受けて、アメリカが(もといブッシュが)
「植林を勧める京都議定書なんて批准できるか」
と都合良く自らを正当化しそうで、なんだかイヤな感じです。
木を植えて、地球温暖化を抑えたいが木はどのくらいのお金が必要で、どういう方法があるか教えてほしいです。
ツブラジイやスダジイは、実が生でも食べれますし、炒ると美味しくなりますし、常緑高木で、神社などで無料で拾えますし、苗床に2百円ほどのプランターを2つ用意し、2百円で土を買って、10リットルずつ入れて、植えると良いと思います。簡単なところでは、食べた後のビワの種は良く育ちますし、ポンカンの種も育ちます。接木が必要なものもありますが、基本的には自分が食べて美味しいかった実の種をタダで植えたら良いと思います。問題は数年して大きくなって来た時に植えかえる広い土地の価格ですね。土地は高いですね。何処か近所にひきとってもらって、植えることができると良いのですが。