久しぶりにおもしろい論文を見つけました。
アメリカの心臓外科に関する雑誌に載っていたもので、
「病人が快復するように周りの人が祈るのは効果があるか?」
という研究の結果。
#うん、このテーマを思いついた時点ですでに道を誤っている気が
やったことは極めて単純で、冠状動脈バイパスの移植手術を受けた人をたくさん集めて、
A:何もしない
B:祈っていることを教えずにこっそり祈る
C:祈っていることを教えた上で祈る
のグループに分け、合併症が出て病状が悪化した割合を調べる、というものです。
さて、そして実験を開始して2週間後・・・
*結果1*
「グループAとグループBでは、合併症の発生割合にはほとんど差が見られなかった」
・・・そうですか、いくら陰で祈っても無駄ってことですか。
この時点ですでに「神頼みなんか結局は意味がない」という悲しい結論が出てしまいました。
まあそれでも、祈る祈らないは個人の問題、たとえ役に立たなくても他人のために祈ることで自分が安心できるのなら、人に迷惑もかけないし、いいんじゃないでしょうか。
と、前向きに考えたのもつかの間。
*結果2*
「グループAとグループCでは、グループCの方が合併症の発生割合が高かった」
・・・え?逆効果?
せっかく病気が治るように祈ってあげたのに、逆に悪くなりましたか。。。
何のために祈ってあげたんだ、って話ですよね。
#実験とはいえ祈ってもらって病状が悪化した人たちって、、、
#何もしなきゃよかったのにねえ
ということで結論
「好きな人のことは、こっそり祈れ」
「嫌いな人のことは、堂々と祈れ」
ってことですか??
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