「サラダ記念日」や「チョコレート革命」でシンデレラ歌人として一世を風靡した俵万智さんですが、実は彼女、エッセイも素晴らしいことをみなさんご存知でしょうか?特にこの「恋する伊勢物語」は、万智さんのエッセイストとしての魅力をたっぷり満喫できる、とってもとっても素敵なエッセイ集です。[tmkm-amazon]4480030794[/tmkm-amazon]
「むかし、男ありけり」
おなじみの書き出しから始まる、平安貴族の恋愛ドラマ「伊勢物語」。高校生の時に古典の授業で勉強したっきり、二度とその作品に触れることが無いという人も多いことでしょう。僕もこの本に出会ってなければ、きっと「伊勢物語」は大学受験とともに忘れ去られる運命だったと思います。(もったいない、本当はとても素敵な古典恋愛短編集なのに!)
そんな僕たちに、万智さんは「伊勢物語」の魅力をいっぱい教えてくれます。体験談を交えながら、自分自身の恋愛論ともリンクさせながら、まるで友達の恋愛ネタをつつくような気軽さで、平安時代の恋を語ってくれます。
これはハマりますよ。ホントに面白い。万智さんが素晴らしい案内役になってくれます。これからは芸能人やスポーツ選手のくっついた離れた記事なんか読んでないで、平安時代の貴族たちのくっついた離れた記事を読みましょう(笑
玉の緒に
我が恋合わせ
ラブラブと
万智ちゃんとゆく
千代の浮きの世
恋をする万智さん、恋を語る万智さん、恋を歌う万智さん、みんな素敵です。惚れちゃいますよ☆
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万智さんのせいで伊勢物語に恋しちゃった人は、出光美術館で現在開かれている展覧会「王朝の恋 —描かれた伊勢物語—」に出かけてみましょう♪僕も近々行ってみる予定です♪
☆他の人の記事も読む☆
chio’s style
星蜘蛛ドクショ帖
来い・・・いえ、恋ですね・・。
最近、星への興味が恋と似ている気がします。
あまりよく知らないから、恋焦がれるのかな・・。
星は遠くて・・よく知りようもありませんが・・。
恋する万智さん・・本屋に探しに行ってみます
>こころんさん
あまりよく知らないから恋しちゃう。
確かにそれは言えてますね。
#だから恋を知らない若いうちは、恋に恋しちゃうなんてことも・・。
平安時代の恋愛は、相手の顔を見るまでに一手間、相手と簾越しに話をするまでに一手間と、ちょっとずつお互いを知っていく過程があったから、現代よりも豊かな恋ができていたような気がします。
最近こんな素敵な恋はしてないな。。(>_<)