12ヶ月の起源(翻訳)

せっかく翻訳したのでコピペ。

とある教科書の一部を、ちょっと理由あって翻訳しました。直訳的なので読みづらいですが、まあ単なるメモなので。

12ヶ月の起源

バビロニアのシュメール人はおそらく暦を作った最初の人々です。彼らは月の位相を用いて、1年を12の月として数えました。この1年と実際の1年との間のズレを補正するために、彼らは4年ごとに月を一つ追加しました。

初期のエジプト人・ギリシャ人・セム人らは、バビロニアから暦を真似して作りました。その後エジプト人は、実際の1年とほぼぴったり合った暦を作り上げました。しかしユダヤ教やイスラム教では今でも月齢が使用されています。

初期のローマ人も月をもとにした暦を使いました。1年は355日で、3月、5月、7月、10月は31日;2月は28日;その他は29日でした。4年ごとに月が一つ追加されました。

司祭長が暦を規定し、“calends”(新月)の日にはその月の “nones”(最初の三日月)と “ides”(満月)の日を人々に伝えていました。“calendar” という単語はラテン語の “kalendae” から来ています。

月の呼び名もラテン語、つまり初期ローマ人の呼び方から来ています。彼らは1年を夏の盛りや冬の真ん中から始めずに、春から始めました。それは種まきの時期を考えると自然な選択でした。しかし彼らは好戦的な人々だったので、この時期は軍事展開の準備をする月でもありました。

ゆえに彼らがこの月にMarsの名を冠したのも当然のことでした。元々Marsは肥沃な土壌に関係した神でしたが、その後戦争と死の神になりました。つまり全ての敵(物理的にも精神的にも)から土地と家族を守る神なのです。よって1年はMarsに敬意を表して(今でもMarchと呼んでいる)この月からスタートしました。

Aprilは自然のサイクルを運んできます。この月は植物が芽吹き、地球が “開かれる” 月です。そこでローマ人は “開かれる(to open up)” に対応するラテン語からこの月に名前をつけました。そのラテン語は “aperio” で、そこからつけられた月の名前は “Aprilis”。英語ではこれがAprilになりました。

次の月(May)には、全ての植物が成長を始めます。ローマ人は春の女神がこの成長を促していると信じていました。その女神の名前は “Maia”。Maiaは新しい植物を守り、その成長を助けます。そこでローマ人はこの女神の名前から月の名前をつけました。彼らはこの月を “Maius” と呼び、それが英語ではMayと呼ばれることになりました。

Juneは、天国の女王にして女性の象徴である女神 “Juno” にちなんで名付けられました。またこの女神は結婚の守護神でもあります。別の学派によると、Juneはローマ議会の年少者を意味する “Juniores” から名付けたという説もあります。また第3の説として、ジュリアス・シーザーを殺害した “Junius Brutus” から名付けられたというものもあります。

次の2つの月は季節を表す神から名付けられたものではなく、有名な歴史上の人物から名付けられたものです。

ローマの支配者であったジュリアス・シーザーが殺害されてまもなく、ローマ議会は彼に敬意を表して、彼が生まれた月を “Julius” に変更しました。英語ではJulyになっています。

その数年後、シーザーの甥であるオゥグストスがローマの支配者として君臨しました。ジュリアス・オゥグストスはジュリアス・シーザーと同じぐらい有名になることを望みました。そこで彼は別の月の名前を変更して “Augustus” にしました。これは英語ではAugustになっています。

しかしオゥグストスはさらにもう一押ししました。その当時JulyはAugustよりも1日だけ多かったので、彼はFebruaryから1日分奪ってきて、Augustに付け加えました。それでJulyとAugustはともに31日あるのです。そしてジュリアス・オゥグストスはジュリアス・シーザーと同等になったと感じたのでした。

初期のローマ暦では1年は10ヶ月しかありませんでした。それらの月のいくつかは数字にちなんで名付けられていました。

sevenのラテン語は “septem” です。そこで初期のローマ暦では7番目の月を一時期 “September” と呼んでいました。またeightのラテン語が “octo” なので8番目の月が “October” になり、nineのラテン語が “novem” なので9番目の月が “November” になり、tenのラテン語が “decem” なので10番目の月が “December” になりました。

その後ふたつの月が1年に加えられました。これらは暦の最初の2つの月になりました。それで今私たちが使っている暦では、Septemberが7番目の月ではなく、Octoberが8番目の月ではなく、Novemberが9番目の月ではなく、Decemberが10番目の月ではないのです。これらの呼び名が正しく意味をなしていないにも関わらず、私たちは今でも古い呼び名を使っています。

はるか昔、まだ暦に10の月しかなかった頃、ローマの支配者は2つの月を加えることを決めました。そこで彼はこれらの月の名前を探さなければいけませんでした。

当時の人々は2つの顔を持つ(一つは未来を、もう一つは過去を見ている)“Janus” と呼ばれる神を信じていました。そこでローマの支配者は新しい月の一つ目に “Janus” にちなんだ名前をつけるのが良いと考えました。この月に、人々はその年に起こった事柄を振り返り、また新しい年に期待を寄せるのです。彼はこの月を “Januarius” と名付けました。今日、英語ではJanuaryと呼ばれています。

また彼はもう一つの新しい月の名前も考えなければなりませんでした。当時暦はMarchから始まっていました。新しい2つの月は1年の最後に加えられていたのです。それでこの新しく加わる月は、1年の最後の月になるものでした。そこで彼は “一掃する” という意味のラテン語から月の名前を決めました。その当時の人々は、その年に行った悪い事について反省し、それらを心の中から一掃することを行っていました。“一掃する(making clean)” という意味のラテン語は “februum” なので、この月は “Februarius” と名付けられました。英語ではFebruaryと呼ばれます。

その後別のローマの支配者であるジュリアス・シーザーが、JanuaryとFebruaryを1年の最後から最初へと移動させました。そしてそれが今日の暦の順番になったのです。

(原文:The Origins of the Twelve Months in “The Roots of Words”)

2 Comments

  1. 丁度調べていたので、参考にさせていただきました!
    翻訳お疲れ様です!
    これは、なんの教科書でしょうか

  2. >M.Sさん

    え〜っと、知り合いの英語の教科書を訳しただけなので、細かいことはわかりません(汗)

    ただ、とりあえず

    原文:The Origins of the Twelve Months in “The Roots of Words”

    って自分で書いてるので、“The Roots of Words”という名前の教科書だったんだと思います。なんか曖昧でごめんなさい。

    参考にしていただけたようで、嬉しいです。
    コメントありがとうございました。

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