毎日いろんな本を読んでますが、本書はダントツで2008年の必読書No.1だと思います。
まずは、本書を最初に紹介してくださった梅田望夫氏に感謝します。
刊行からおよそ2週間、すでに数多くのブログで紹介・書評・議論されている話題の一冊なので、もう読まれた方も多いかもしれません。しかしそれでもやはり、まだ読まれていない方を本書へ誘うためにも、本ブログで再度紹介しておきたいと思います。
内容は、紹介文をそのまま引用すると
豊かな国民文学を生み出してきた日本語が、「英語の世紀」の中で「亡びる」とはどういうことか?日本語をめぐる認識の根底を深く揺り動かす書き下ろし問題作!
というものです。中身は単純で明快な論理構成をしており、かなり読みやすいエッセイに仕上がっているので、あまり気を張らずにサクッと読み通すことができると思います。
ただ、内容に関しては(とくにその善し悪しに関しては)、ひとまずおいておきましょう。実はそれはあまり問題ではないからです。
重要なのは、本書がとにかく “読まれるべき本” であり、”語られるべき本” であるということ。
著者自身がアメリカで育ったことも関係しているかもしれませんが、本書は典型的なアメリカのディベート文化に “いい意味で” 毒されたものとなっています(本人はアメリカにも英語にも馴染めなかったと言っていますが、まあ無意識というものは怖いものですからね)。最初の数章が普遍的な内容でスタートしたにも関わらず、途中からは自らの主張への「こじつけ」と言っても過言ではないほど恣意的な内容(というか、自説にとって都合のよい内容)のみが語られていきます。しかし逆にそのおかげで、著者の主張はひとつの極端なエンドメンバーとして捉えることが可能となり、それをもとにみんなで(あるいは読者の頭の中で)様々な議論を戦わせることが可能となっているのです。
本書に対する書評・感想等が、みごとに賛否両論真っ二つにわかれ、各地で論争が勃発しているのもそのせいでしょう。
本書を紹介してくれた梅田さんのベストセラー「ウェブ進化論」も、脳内ディベートを可能とする同じような特徴を持った本でした。「ウェブ進化論」同様、本書もベストセラーとなり、たくさんの人たちによって語られ、議論されるべき本だと思います。(逆に言えば、ベストセラーにならない限り、本書の存在価値はほとんど無いのかもしれません)
そういう意味で、とにかくたくさんの人に、今すぐに、読んでもらいたいと思います。
本書はダントツで2008年の必読書No.1です。なにはともあれ、とにかく読んでみてください。
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