絵のない絵本 アンデルセン(新潮文庫)

有名童話作家アンデルセンが紡ぎ出す素敵な素敵な33夜物語。
世界中を旅しているお月様が、それぞれの国で照らし出してきたユニークなお話しをゆっくりと語ってくれます。
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1つの物語が1〜2ページで完結するので、ちょっとした時間に気晴らしに読むのにちょうどよいです。
また当然ですが、子供と一緒に読む、あるいは子供に語ってあげるのにも適した本だと思います。

月夜の晩に1日1話ずつ、(絵がないので)情景を思い浮かべながらゆったりとした時間をすごすのも、なかなかオツなものでしょう。

ただ、本当は小学生ぐらいでも楽しめるお話だとは思うのですが、いまやテレビを通して世界中の風景を見ることができる現代の子供たちにはもうあまりウケないかもしれません。
もはや異国情緒・エキゾチックといった感情をくすぐることは難しいと思うので・・・。

そういう意味では、今はむしろ日々の生活に疲れた大人たちに「癒し」として読まれるべき本として再利用(?)されているのかもしれませんね。
正直いまの僕にはあまり必要なかったでしょうか (^^;

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【本の感想】絵のない絵本–アンデルセン – watz days
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