娼年 石田衣良(集英社文庫)

少年+娼婦→娼年。
そう、娼婦とは反対に、女性に体を売る少年の物語です。

娼年 (集英社文庫)

著者/訳者:石田 衣良

出版社:集英社( 2004-05-20 )

定価:¥ 420

Amazon価格:¥ 420

文庫 ( 224 ページ )

ISBN-10 : 4087476944

ISBN-13 : 9784087476941



女性もセックスも退屈なものだ、と醒めた気持ちで毎日を送っていた20歳のリョウは、ひとりの女性との出会いによってその生活が激変します。
彼は娼年として仕事をこなしていく中で、性の多様さや奥深さを知り、新しい発見に満ちた新鮮な毎日を送ることになります。

人を愛するということ、セックスをするということ、その人を丸ごと受け入れるということ。
「仕事」として女性と向き合うからこそ、見えてくるものがあるのかもしれません。

読者にとっても、いろんな驚きや発見がある物語だと思います。
とても素敵な本です。

さて、本書はこういう重い(?)テーマを扱っている小説なわけですが、そこはやはり石田衣良。
軽めの優しい文体と、スムーズな話の展開によって、途中で立ち止まることなく最後まで一気に読ませてしまいます。

このあまりにサラッと読めてしまうところを、現代的ととるか表層的ととるか、あるいは天才的ととるか。
まあ難しく考えずにとりあえず読んでみるのが、石田衣良作品への正しい向き合い方なんでしょうね。きっと。

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No Responses to “娼年 石田衣良(集英社文庫)”

  1. 娼年 石田衣良…

    村上春樹の性の扱い方より、石田衣良の性の扱い方の方が
    はるかに好きなのだということを、この本から学びました。
    精神的観点からの性はそれぞれ、個々の人間の一感情であり (more…)

  2. はじめまして、生と申します。
    トラックバックしていただき、ありがとうございました。

    そして、個人的に同郷ということで親近感が湧きました(笑)

    石田さんの作品はこれが初めてだったのですが、何の苦労も無くすんなりと読めてしまったのが印象的でした。性というものの捉え方が変わった気もします。

    このようなテーマのものを、さらっと書いてしまえる石田さんの才能は凄いと思います!

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