学部生向け教養講義である宇宙科学入門で、惑星形成論+系外惑星に関する話をしてきました。そのときの講義資料と参考図書等を載せておきます。
*参考図書*
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惑星形成論の全体像がコンパクトにまとめられた良書です。微惑星の暴走成長・寡占成長、ジャイアントインパクトによる月の形成など、惑星形成の様々な謎をN体シミュレーションによって解き明かしてきた著者自身によるまとめ本。惑星が形成される過程を一通り理解することができます。
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多体問題専用計算機 GRAPE の開発ドキュメンタリー。開発グループ(というか4人の研究者)の1人である著者が、その開発過程だけでなく、そこで繰り広げられた様々な人間ドラマまで書き綴った、魅力的な一冊。新書なのでぜひ気軽に手にとって読んでみてください。
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日本におけるハビタブルプラネット研究の開拓者である阿部豊先生(僕の大学院時代の指導教官でもある)による、長年にわたるハビタブル関連研究の集大成。意外にも初めての一般向け書き下ろし本だそうです。最新の話題をわかりやすく学べるだけでなく、研究者がどのように「仮説」を立て、どのように「検証」し、どのように新しい「世界観」を作っていくのか、についても追体験できる貴重な一冊だと思います。
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