中学生を対象にした学習入門シリーズ「岩波ジュニアスタートブックス」から、生命を宿す天体に関する本が出版されました。
太陽系内での生命探しはどこまで進んでいるのか?宇宙には「第二の地球」といえるような生命を宿す天体はあるのか?最新の宇宙望遠鏡や惑星探査の成果をもとに、 火星や木星の衛星エウロパ、土星の衛星タイタン、エンケラドス、さらに太陽系の外にある系外惑星に生命のいる可能性について考えます。
中学生向けシリーズの一冊ではありますが、宇宙に興味のある小学生から、新しい世界を覗いてみたい大人の方まで、たくさんの方が楽しめる内容となっていると思います。本書の最後には「読者のみなさんへの宿題」も載せてあります。読み終わった後は、ぜひ友だちや家族と一緒にたっぷり頭を悩ませて楽しんでください。
「地球以外に生命を宿す天体はあるのだろうか?」
出版社:岩波書店
ページ数:126ページ
著者:佐々木貴教
ISBN-10:4000272365
ISBN-13:978-4000272360
発刊日:2021/05/28
##########目次##########
1 天文学の歴史――地球は動いている?
天文学の歴史のはじまり
地球の周りを星が回っている?
天動説から地動説へ
人間は世界の中心ではなかった!
広がりつづける宇宙観
まとめ
2 太陽系内に生命を探す
太陽系内で生命を探すべき4つの場所
火星はかつて水の惑星だった?
火星はいまも水を隠し持っている?
木星の衛星エウロパの内部には海がある?
土星の衛星タイタンにはメタンの雨が降っている?
噴水する天体エンケラドス
まとめ
3 太陽系外に生命を探す
太陽系の外の世界
太陽系外惑星の発見
系外惑星ってどうやって探すの?
銀河系内に地球型惑星を探す
天の川に浮かぶ無数の地球たち
発見された「第2の地球」候補たち
まとめ
おわりに 読者のみなさんへの宿題
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本書の内容は、令和2年度東京ジュニア科学塾の講演会にて小中学生を対象に行った惑星科学に関する講演がもととなっています。興味のある方はぜひ本書と一緒に、以下の資料もご覧になってみてください。
はじめまして。
地球外生命の探査に関心を持っている者です。
小生は生命はこの宇宙に普遍的に存在しているものだ、と信じている者です。
ただ、まだ人類の観測技術、およびサンプル回収がその発見に至らないだけだと考えます。
1918年、ヨーロッパの天文科学者のグループが火星の南極冠の氷の下に液体の水を発見した、と発表されました。
氷の厚さは1,500m、広さは琵琶湖ほど周りにも3個の小さな湖があるとの事でした。
おそらく塩水湖であるだろうと言われています。
小生はここにこそ、原始生命の形で存続しているか、又はその痕跡が発見できるにでは期待しています。
ついては日本からこの氷を掘削して、氷底湖の中に探査ロボットを潜行させ、画像と生物探査と回収をさせるプロジェクトが出来ないか、と提案する次第です。
地球の南極ではすでに旧ソ連時代からの掘削で到達し、新種の生命を発見しています。
ただ、ここは温水ドリル方式で大規模な装置であり、火星では不可能です。
従って、火星では全く新しい掘削方式が求められます。
幸い、日本ではCO2レーザーによる解氷技術が確立されております。
それと、機体を曲げてパイプ内を自在に運行できるパイプロボットも完成しています。
これらと高性能のバッテリー、もしくは小型原子力発電での電源で稼働させれば、
数ヶ月で到達出来るのではと考えます。
火星までの運行はすでにNASAのパーシビアランスで保証されています。
是非、日本の優秀な頭脳と科学技術でこの夢の快挙に向かっていただきたいのであります。
どうか、宜しくお願いします。