「異星の踏査」展の様子(写真付き)

東大の総合研究博物館において開かれている

『異星の踏査—「アポロ」から「はやぶさ」へ』展

の様子を写真付きでご案内したいと思います。

会期:2007年10月20日(土)〜2007年12月26日(水)
休館日:月曜日(月曜が祝祭日の場合は火曜)
開館時間:10:00 – 17:00(入場は16:00まで)
会場:東京大学総合研究博物館(本郷キャンパス)
入場料無料(記念品交換券を希望される方はご連絡ください)
ホームページ:http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2007planetary_geology.html

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博物館に入るとまず鉱物・化石のコレクションが並んでいます。
そこを抜け、一番奥の左側のスペースまで行くと、「異星の踏査」展の入り口。
ちょっと異空間っぽい感じでなかなか素敵です。

guide

「地球外の異星を調べることは、我々の地球を知ることに繋がる」といった案内とともに異星の踏査がスタート。
そんなに広くない展示会場なので、案内板の説明等もしっかり読んで楽しみましょう。

site

会場内は暗めの照明とスポットライトでいい雰囲気。
このときはたまたま人が少なかったので全体が見渡せましたが、時間帯によっては結構にぎわっているらしいです。

apollo

そしていよいよ「月の石」とのご対面。
なんかめちゃくちゃ怪しげなピラミッドに埋め込まれてます(笑)
極めて貴重な石なので、酸化を防ぐためにこのような展示になっているのでしょうね。
見た目は単なる黒い石ですが、展示してある120グラムで、およそ数十億円するとか。

ちなみにスターダストのサンプル(彗星のチリを持ち帰ったもの)は写真に撮っても雰囲気が伝わらなさそうだったので、あえてここでは紹介しません。
ぜひ実際に自分の目でご覧になってみてください。
こちらもとんでもなく貴重なもの(一般公開は世界初)ですが、、、まあいろんな意味でびっくりすると思います (^^)

mars

こちらは会場の鳥瞰図。
火星コーナーがうまく写真に撮れなかったので、展示会のホームページからちょっと画像を拝借しました。
画像上方のスクリーン(茶色く見えているところ)に、火星探査車によって得られた画像が表示されています。
手元に操作台があってそれをコロコロと動かすと、画面が回って火星探査車の目線で周りを見渡せ、火星の地表の様子をまさに「目の当たり」にできる仕組みになっています。

snc

実は今回の展示会では、月の石と彗星のチリ以外にも、いくつかの標本が展示されています。
こちらは、真ん中にある黒い石が火星から飛んできたと考えられている「火星隕石」です。
この隕石は直接火星に行って取ってきたものではないのですが、いくつかの状況証拠から火星から飛び出した石がはるばる地球まで運ばれてきたものだと考えられています。

この他にも、小惑星帯からやってきた一般的な隕石も展示されています。
つまり今回の展示会では、月の石・火星の石・小惑星の石・彗星のチリが、この地球の片隅の一室において一堂に会していることになるのです!
ただの石じゃん、とさみしいことを言わずに、ぜひこの壮大な太陽系のダイナミクスに想いを馳せてみてください。

solar

さて、最後に紹介するのは圧倒的な高解像度で惑星や衛星の姿を捉えた「太陽系百景」。
これまでに得られた様々な惑星や衛星の姿が、驚くほど鮮明な画像で映し出されています。
惑星の写真などを見るのが好きな人にとっては、間違いなく一番オススメできるポイントです。
ただしこのコーナーは、注意して見ないとサラッと通り過ぎてしまいそうになるので気をつけてくださいね。
たくさんの画像が次から次に移り変わるので、眺めているだけでもとても楽しい。
もし誰か惑星科学に詳しい人が周りにいたら(関係者が周りにいることもあるので、それっぽく解説してる人を見つけるといいかも)さらに楽しめます。

・・・
とまあ、こんな感じでいろいろ楽しめる展示会になっています。
会場そのものはあまり広くないので(ってか結構せまい)、じっくり見て回るのにちょうどよい感じだと思います。

ここでだいぶん紹介しちゃいましたが、もちろんこうした展示物は、文字通り「百聞は一見にしかず」。
東大に遊びに来るついでというのでもよいので、どうぞ気軽に足を運んでみてくださいね♪

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