ちょっぴり刺激的な青春小説。
若い世代に熱烈な支持を得ているだけあって、かなり面白かったです。
[tmkm-amazon]4101036160[/tmkm-amazon]
でもできれば高校生の頃に読みたかったなあ。
あとがきで山田詠美さん自身が書いているように、大人が読んでも非常に楽しめる作品だと思います。
いや、むしろ中高生には刺激的過ぎるのかもしれません。
世の中をある程度分かった大人になってから読むべき本かもしれません。
ちょっとわざとらしい説明口調が、大人には引っかかるかもしれませんが・・・。
でもやっぱり、こういう本に若い時に出会っていたら人生観(恋愛観かな)変わっていたかもな、とも思ってしまうんですよね。
う〜ん、どうなんでしょう。
先日テレビで爆笑問題の太田さんが
「(北野)たけしさんの番組を見て初めて青春もののテレビ番組がキレイゴトであることに気づいた。たけしさんはホンネを赤裸々に示すことで新しい番組を作り上げた。でも、キレイゴトを見ることなくいきなりホンネを見せつけられている最近の子供たちはどうなんだろう?」
といった趣旨のことを話していました。
確かにいきなり山田詠美の世界からスタートするのは、やはりまずいでしょうか。
う〜ん。
なんかどちらにも収束しないまとまりのない感想になってきましたが、まあとにかく面白いのでまだ読んだことのない方はぜひ読んでみてください。
(たぶん)全ての世代の人にオススメできる本だと思います。
(追伸)
でも「悪の読書術」に書いてあったように、相当に多くの大学生がこの本を好きな本として挙げる、という現状はちょっと・・・どうなんですかね。
この本を絶賛するのは悪の風上にも置けない、と言いつつ僕もオススメとか言っちゃってるわけですが。
う〜ん。
☆他の人の記事も読む☆
目指せDJ!|おすすめ小説
外国人日本語教師の読書日記
はじめまして。「目指せDJ!」のブログ管理人のmayです。この度はトラックバックありがとうございました。TBはいつも、スパムばっかりでうんざりしていたのですが、はじめての「正しいトラックバック」で、たいへんうれしい思いです。
ふだんは、トランスという音楽ジャンルについての記事を書いていて、小説についてのレビューのようなものを書くことはあまりないのですが、高校3年からの大の山田詠美ファンなので、ひとつ、山田詠美初心者でも比較的読みやすいであろう『ほくは勉強ができない』を、おすすめとして載せました。
TBのお礼として、コメントを残させてもらいました。
>mayさん
ご丁寧なお返事ありがとうございます!
同じ時期に同じ本を読んでいる人を探してTBさせていただいています。
全く違う仕事・趣味の人が同じ本を読んで、それぞれにいろんな感想を抱いているのを読み比べるのはなかなか面白いです (^-^)
よかったらまた遊びに来てください!