読書の腕前 岡崎武志(光文社新書)

読書という行為の魅力を余すところ無く語った一冊。
かなりおもしろいです。
本が好きな人、そして「悪の読書術」(福田和也)をおもしろいと感じた人、ぜひこちらも読んでみてください。
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個人的に読書についての考え方が似てるだけなのかもしれませんが、「そうそう、そうなんだよね〜」と共感できるところがたくさんありました。
本好き同士で読書の楽しさを語り合っている感じ、というのでしょうか。
特に何かを主張したり提案したりする本ではないのですが、ひとつひとつのエピソードや発想が本好きの心をくすぐります。

一番素敵だったのは

「読書に費やしたこれまでの膨大な時間を、もっと別の有意義なものに置き換えられなかったのか。そんなふうに悔やんだことは一度もない。一度もない、といま気づいたことに驚いている。ほんとうに、一度もないのだ。そうして生きてきたのだ。だから、明日からも同じように生きていく。」

という”悟り”の部分。

すばらしい。
読書人の鑑です☆

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– 言葉 何でも-
空犬通信

4 Comments

  1. 私も同感ですね。
    プラス読書に費やしたお金もです。
    どんどん本箱の場所を取る存在感にもです。

  2. 読んでみたい本ですね。
    時々行く古本屋さんに、岡崎さんセレクトの本棚「岡崎武志堂」があります。
    こちらも面白かったですよ。

  3. トラバありがとうございます。

    確かに最後に書いてある言葉
    本人がいかに本好きか
    核心を突いた言葉であると思います。

  4. >Fuさん
    本があふれてきたので、つい1週間前に本棚を新しく買いました。
    が、あふれてた本を入れたら、一気に本棚半分ほどが埋まってしまいました (-_-;
    増殖する本とどう付き合うか、やはり大問題です。
    まあ幸せな悩みですけどね♪

    >akoさん
    おおっ、それは気になます。
    古書店めぐり(神保町とか)は大好きなので興味津々。
    ちょっと調べてみよっと。

    >beckさま
    コメントありがとうございます。
    あれは、最も核心を突いた言葉であり、かつ最も共感できる言葉でした。
    本好きにはたまらない (^-^)

1 Trackback / Pingback

  1. そういうのがいいな、わたしは。

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