嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん6—嘘の価値は真実 入間人間(電撃文庫)

崩壊のオールスター。完全にラノベの域超えたね。しかしピークで引退って、、、嘘、だよね?
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これまでみーくんまーちゃんシリーズを(苦しみながらも)がんばって読んできた読者の皆様へのご褒美。前作が優勝を決めた逆転満塁ホームランなら、今作は優勝への軌跡を振り返るエキシビジョン、しかも初の4回転ジャンプ成功(って競技変わってるけど)。

それぞれの主役・脇役・悪役たちの過去・現在・未来が、それぞれの「言葉」によってぎゅっと濃縮された一冊です。ミステリ、あるいはサスペンスとしての本流がますますその勢いを増していく中、溢れ出た流れは支流として魅力的なオムニバス的短編集に姿を変えていきます。いや、まさかこれほど芳醇な作品に仕上がるとはね、あの鬱々みーまーが(笑)


それにしても・・・

みーくんは、わたしが死んじゃったら泣く?

僕が死んだら、まーちゃんは  ?

泣くよ。だから死なないで。さよならとかマジやめて。”次回作”にご期待とかありえないから。


まだみーくんまーちゃんシリーズを読んだことがない人は、この一冊(最終巻?いやいや嘘だよね?)を読める幸せを味わうためだけに、これまでの5冊を順番に読んでみてもいいと思います。

もうなんか、ひたすらに思い入れの深いシリーズになってしまいました。ラノベなんて普段は全く読まないのに。完全に絡め取られましたね。


えー、最後に一言。さよなら、みーくんまーちゃん。・・・・・・嘘だといいなぁ。

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MOMENTS


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