Wednesday February 8th 2012

恋愛中毒 山本文緒(角川文庫)

投稿日時:2006/10/06  カテゴリー:読書日記

見事にハマってしまいました。
読み始めたら止まらず、一気に読破。

恋愛中毒 (角川文庫)

著者/訳者:山本 文緒

出版社:角川書店( 2002-06 )

文庫 ( 415 ページ )



普通の恋愛小説をイメージして読み始めたのですが、純恋愛小説とは全く違う上に、読者をあっと驚かせるしかけもたくさんあって、みるみるそのワールドに引きずり込まれました。
途中からはほとんど「恋愛中毒」中毒みたいな感じで、貪り読んでました(笑

おもしろいです。
状況設定や展開はちょっと現実にはありえない気もしますが、主人公の水無月の心の動き、それも次第に崩壊していく心の動きがとてもリアルなのには驚きます。
僕は男なので完全には感情を共有できませんが、きっとたくさんの女性が「わかるわかる」と主人公の感情を共有しながらこの本を読んでいることでしょう。

正直、水無月の行動や考えには男としては時折うんざりさせられることもあります。
でも冷静に彼女を切り捨てることは、どうしてもできません。
「もっと賢くなれよ」と声をかけたいけれど、でもそうすると水無月らしさがなくなってしまうようで、つい「このままでいいよ」と思ってしまいます。
そして、その「狂気」も全部まとめて愛してあげる、と言ってしまいそうになります。

これもある種の恋愛中毒なのでしょうかねえ (^^;

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