Friday May 18th 2012

眠れるラプンツェル 山本文緒(角川文庫)

投稿日時:2006/10/25  カテゴリー:読書日記

平凡な専業主婦生活に突如舞い込んだ猫と少年。
退屈な日常が一気に崩壊し、抑えきれない衝動に突き動かされる主人公をドラマティックに描いた傑作です。

眠れるラプンツェル (角川文庫)

著者/訳者:山本 文緒

出版社:角川書店( 2006-06 )

文庫 ( 297 ページ )



かなりおもしろいです。

それぞれの人物の描き方もうまいし、何気ない挿話もみんなよくできていて、ズンズン作品にのめり込んでいけます。
また日常と非日常がうまく交差しながらバランスよく一つの世界が作り上げられており、作者の構成力の高さを強く感じます。
恋や社会に振り回される人間と、避妊手術を受け部屋にこもりっきりで何にも振り回されずに生きている猫との対比も見事。

誰にでも文句なく楽しめる作品だと思います。
逆にあまりクセの無い作品だと言うこともできるかもしれませんが、クセのある作品ばかり読んでいる人にはオススメかもしれませんね (^^)

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