天国の本屋 松久淳+田中涉(新潮文庫)

うーーーん。
安っぽいテレビドラマ。
それも2時間特番系のドラマって感じでしょうか。
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なんでこんな本が一時期本屋に平積みにされていたの?と不思議に思います。
タイトルに「本屋」が入っているから??

正直、怪しい気はしていたんです。
だからずっと買っていなかったんですが、ブックオフで100円で売ってたのでつい買ってしまいました。
・・・まあ100円ぐらいの価値はありますが。

いや、別にいい本なんですよ。
念のため。

よくできた話だと思うし。
読んでて涙もこぼれるし。
それなりの感動はあるし。

でもとっても薄っぺらいんですよね。
耐えられないほどに薄っぺらい。
この薄っぺらさこそが現代的だと言えば確かにそうかもしれませんけど。

まあビールの代わりに発泡酒、みたいな感じでしょうか。
お手軽にお気楽に軽い感動を味わうのには、きっとこれぐらいがちょうどよいのでしょうね。

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