「冥王星にする? 防衛省にする?」

今年のアメリカの言葉大賞が「pluto(冥王星)」を動詞的につかった「冥王星にする」に決まったそうです。

以下、Yahoo!ニュースより引用:
『米方言学会は8日までに開いた年次総会で、2006年に最も注目を集めた新語を選ぶ言葉大賞に、冥王星の惑星からの降格をきっかけに「評価を下げる」という意味で動詞的に使われるようになった「プルート(pluto=冥王星にする)」を選出した。』

うん、まあ、何というか・・・
僕も以前冥王星の観測で論文を書いたことがあるので、ちょっと複雑な心境なんですが。

とりあえず惑星科学業界から非難が出るのは確実でしょうね。

 分類が変わっただけであって、降格したわけではない!

とか

 新しく矮惑星の代表になったわけで、むしろ立場的には昇格したんだ!

とかとか。

でもいくらそうは言っても、やはり冥王星は惑星から外された(降格された)というイメージの方が圧倒的に強いですよね。
まさか今さら「pluto=鶏口となるも牛後となるなかれ」なんて使用法を提案しても誰も乗ってきてくれないでしょうし(笑

さてところで、「冥王星にする=降格する」に対抗して「防衛省にする=昇格する」を新語として提案する動きなどは無いのでしょうかね。
「冥王星にする」も降格への反感が高じて新語となったらしいですし、防衛省昇格への反感を「防衛省にする」に込めてみるのも面白いかと思うのですが。

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