2010年ベスト本10冊

2010年に読んだ本の中から、個人的なベスト本10冊を紹介します。

昨年同様、僕が「今年読んだ本」なので古い本も混ざっていますが、どれも有意義な読書体験を与えてくれる本ばかりだと思うので、ぜひ年末年始の読書タイムのお供にしてみてください。


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とてつもないスゴ本。アンドロイドが語る、機械とヒトの千夜一夜物語。「物語」の力を信じるあなたへ、そして「物語」の力を信じたいあなたへ。とにかく騙されたと思って読んでほしい。一夜にして世界の色が変わる、そんな読書体験を全ての方に。


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独在性をめぐる本格哲学書。先生と生徒たちの対話というセミナー形式を用いて、哲学的命題が立体的に構築・解体・再構築されていく様は圧巻。繰り返し精読に値する一冊です。哲学は名詞ではなく動詞であるべき。本書を片手に哲学し続けよう。


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ベトナム戦争従軍記。一人の人間が、その人生を賭けて書き上げた作品。ただただ、圧倒されます。戦争について考える上で、あるいは感じる上で、必ず読んでおくべき一冊。このような命を削って書かれた作品から、我々は目を背けてはならない。


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「理性」では不可能性・不確定性・不完全性を中心テーマに、「知性」では不可測性・不確実性・不可知性を中心テーマに、哲学・科学・社会科学など様々な分野の人物たちが仮想ディベートを行います。これほど広く深い内容を、これほどわかりやすくかつ面白い新書に仕上げたことに脱帽。科学哲学の入門本として、また知的好奇心を満たすための教養本として、万人に勧められる新書です。


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現代の坂本龍馬、という言葉を贈ってもいいのかもしれません。志は高く、行動は大胆かつ緻密。常に世界を見据え、未来を志向する。本書を読み終える頃には読者は間違いなく孫正義のファンになってしまうことでしょう。


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ウェブを用いたオープンエデュケーションの現状と将来の可能性について。日本語圏にいるとなかなか伝わってこないグローバルでダイナミックなウェブの進化について、非常によくまとめられた一冊。梅田本としては久しぶりの必読書ですね。


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古今東西の各種哲学についてコンパクトにまとめられた名著。断片的な知識を整理し、大きな流れの中でそれらを位置づけることができました。哲学が小難しい屁理屈などではなく、自然な疑問や問いかけの中から生まれてきた学問であることもよくわかります。


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頭の中の気になることを全て頭の外に出し、それら全てについて求めるべき結果と次にとるべき行動を決め、信頼できるシステムのもとで繰り返しレビューする。GTDの全てが網羅された、原典とも言うべき一冊。


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自分の脳を徹底的に活用するためのバイブル。すぐに始められる実践的な方法論から、学びの根底に関わる理論的考察まで、幅広い内容がまとめられています。その辺のビジネス書とは明らかに一線を画す広く深い一冊。


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多体問題専用計算機 GRAPE の開発ドキュメンタリー。開発グループ(というか4人の研究者)の1人である著者が、その開発過程だけでなく、そこで繰り広げられた様々な人間ドラマまで書き綴った一冊。一気読み本。


(おまけ)
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高校時代の同級生が出版に携わった本、だからというわけでもありませんが、個人的にかなりヒットしたのでおまけでご紹介。水滸伝です。女子だけでなく男子も楽しめます。ファミコンでコーエー(当時は光栄)の「水滸伝」をプレイしてた人、ぜひ。「爆笑三国志」とか「爆笑水滸伝」とか「爆笑新撰組」とか聞いてニヤリとする人は即買いです(マニアックすぎるか笑)。コアなファンには相当ウケそうな一冊です。


以上です。

今後もこまめに読んだ4!で読書日記を付けていきたいと思っていますので、よかったら参考にしてやってください。
来年もまたたくさんの素敵な本に出会えますように♪

2 Comments

  1. 女子読み楽しんでいただけたようで、なによりです!
    読書量の多い佐々木君にほめてもらえると自信つくよ。
    やっぱりマニアックかなあ。。
    まあ、ひたすら楽しんで作ったので、それが伝わっていればうれしいかぎり。

  2. > てんちゃん

    たっぷり満喫させていただきました♪
    中国の歴史好きにはたまらない一冊だったよ〜。

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    「マニアック」ってのは、「爆笑〜」シリーズ(光栄)を知ってる人はさすがにそうはいないかなと思って・・・ (^^;
    歴史モノを楽しくまとめたりパロディ化したりした書籍としては、かなり充実したシリーズでした。
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    女子読みもシリーズ化できると楽しそうだね♪

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