江國さんがいろんなところに書き綴っていた作品群を一冊にまとめた短編集。
ひとつのテーマを持って書かれた短編集(「号泣する準備はできていた」や「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」など)とはまた一味違い、いろんなエクニをいっぺんに楽しめるのが魅力です。
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またどの作品も非常に個性が強いものばかりなので、それぞれの作品に対して読者による好みや好き嫌いがはっきり出るのもおもしろいところ。
読んだ後にいろんな人と語り合いたくなるような一冊です♪
江國さんらしい目の眩むような日常の深淵をゆるゆると描いた「ぬるい眠り」
江國さんの新しい一面を発見できるある種のホラー短編「災難の顛末」
江國さんが始めて文芸誌に載ったときの作品「放物線」
そして「きらきらひかる」のファンにはたまらない、彼らのその後を描いた「ケイトウの赤、やなぎの緑」
などなど。
ね、いろんな楽しみ方ができそうな短編集でしょ☆
お好きなところからお気の向くままに、ひとつひとつゆっくり味わってみてください♪
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Life indeed can be fun if you really want to.
三省堂書店 京都駅店
はじめまして(^^)mixiの足跡を辿って来ました。江國さんの本は大好きで、「きらきらひかる」は一番気に入ってます。どの登場人物もまっすぐで、読み終わるとすっきりします☆あの続きのお話があるなんてしりませんでした。「ぬるい眠り」読んでみようと思います!
>fumiさま
コメントありがとうございます!
やはり「きらきらひかる」はファンが多いですね。
続編が読めるというだけでもこの短編集を買う価値があると思います。
ぜひどうぞ♪