値切りの本質と実際の方法論について、具体例をたくさん挙げながら分かりやすく語った一冊。
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値切り交渉というのは単に安くモノを買うための手段ではなく、お店の人とコミュニケーションをして楽しく買い物をするためのきっかけ作りだ、というのが大きな主張です。
#でも実際にはこんな客がいたらお店側としては結構めんどうだと思うのだけれど・・・。
内容はハッキリ言って薄いです。
たいしたことは書いてありません。
ただ、本書を読み終える頃には値切り交渉をやりたくてうずうずしてしまうことは間違いありません。
これまで全く値切りをやったことがない人にとっては、新しい体験ができるのできっと楽しいでしょう。
当たり前に定価を払っている日常から、少しだけ逸脱してみるのもたまにはいいでしょう。
ただ純粋にお金のことを考えると、ネットでモノを買うのが当たり前になりネット上の広大なマーケットにおいて自由競争がなされている今、リアルな世界での値切り行為に魅力を感じる人はあまりいないでしょうね。
人と人とのつながりが希薄になっている現代のマーケットシステムはけしからん、という人は、本書を読んで値切りから始まるリアルなコミュニケーションを楽しんでみるのもよいかもしれません。
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