自分をつくるための読書術 勢古浩爾(ちくま新書)

ヘンな本です。
読書術と言ってるわりには、ほとんど読書に関するお話はありません。
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著者の哲学(それも素人哲学)が延々と語られ、その合間にちょろっとブックレビューが挟まれている感じです。
全然いい本じゃないです。

でも。
不思議とツボにはまってしまいました。

何が良いって、この素人さっぷりがとても良い。
95%は読むに値しない文章ですが、残りの5%になにかしらとても大事なことが書かれている、気がします。
ひと言ブックレビュー(本当にひと言!)もほぼ無価値ですが、ときどきとても重要なコメントがピタリとなされている、気がします。

古本屋に並ぶガラクタ本の中から、無名の著者だがとても良い雰囲気を持っている本をふと見つけた、そんな感じ。

この良いと断言できないところが、またなんともいえない味わいを出しているのですよね。
たぶん著者自身も自分が本質的な何かを掴んでいることに気が付いていないからなのでしょう、かゆいところに手が届きそうで届かない、読後も妙に気になる一冊です。

好き嫌いがかなりはっきりと分かれる本だと思うので、万人におすすめはいたしません。
ただ、みゆきファンだったら僕と同じで何か彼と通じるところがあるかもしれませんね♪
(参考:「中島みゆき・あらかじめ喪われた愛」(勢古浩爾)

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