9月末〜10月に読んだ本一覧

最近はD論の追い込みが忙しくて読書メモを毎回つける余裕が無く、適当に紹介できる本だけ読書日記を残している状態です。
別に気にしなきゃいいんですが、どうもフラストレーションが溜まってきて、精神衛生上よくない。

ということで次善策として、先月末〜今月に読んだ本を全部リストアップして備忘録的にブログに残しておこうと思います。
#思い返せば、もともと読書日記は自分の読書遍歴(言い過ぎ。”読書の波”みたいなもの)を残して振り返るのが目的だったので、まあこうしてリストアップしておくだけでも十分役目は果たせるよね。

それにしても相変わらず節操のない読み方をしてるなあ。

パルムの僧院(スタンダール)パルムの僧院〈上〉 (岩波文庫)パルムの僧院 下 改訂    岩波文庫 赤 526-6
何度も読み返すに値する懐の広い古典文学。
「赤と黒」と「パルムの僧院」と、あなたはどちらが好みですか?


スローグッドバイ(石田衣良)スローグッドバイ (集英社文庫)
やさしい短編恋愛小説。
石田衣良ってこんな小説も書けちゃうんですね。


葉桜の季節に君を想うということ(歌野晶午)葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫 う 20-1)
いや、普通に反則だろ、これは。しかもあんまり意味無いし。
なんでこんな本がこのミス1位に選ばれるわけ??


「朝10分の習慣」で1日がぜんぶうまくいく!(松本幸夫)「朝10分の習慣」で1日がぜんぶうまくいく! (PHP文庫 ま 33-2)
早起きがテーマの生活をしていたもので。
取り立ててたいした本じゃないですが、早起きしたい人は勇気づけられます。


朝10時までに仕事は片づける―モーニング・マネジメントのすすめ(高井伸夫)朝10時までに仕事は片づける―モーニング・マネジメントのすすめ
これまた、早起きがテーマの生活をしていたもので。
確かに朝10時までの仕事の能率は極めて高い。


天使の卵―エンジェルス・エッグ(村山由佳)天使の卵―エンジェルス・エッグ (集英社文庫)
なんとも瑞々しい素敵な恋愛小説。
ちょっと若すぎるかなあ。


「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55(古市幸雄)「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55
なぜかいろんな書店のビジネス書コーナーで平積みにされてたんですよね。
当たり前のことしか書いてないし、他のビジネス書と比べても特筆すべき点は無かったのですが。。


ロハスの思考(福岡伸一)ロハスの思考 (ソトコト新書)
ロハス入門書。
ちょっとだけ生活の質を高めようって気になります。


虚無への供物(中井英夫)虚無への供物〈上〉 (講談社文庫)
虚無への供物〈下〉 (講談社文庫)
本格ミステリのバイブルとしてのアンチミステリ。
読み返すたびに考えさせられる、ミステリ界最大の”問題本”。


ツ、イ、ラ、ク(姫野カオルコ)ツ、イ、ラ、ク
エロゲー的展開にして、真実の恋愛小説。
この小説の評価はもっともっと高くてよいと思います。


秘密結社―世界を動かす「闇の権力」(桐生操)秘密結社―世界を動かす「闇の権力」 (中公新書ラクレ 255)
文系ぶっとびトンデモ本。
事実は小説よりも奇なり(笑)


音楽を「考える」(茂木健一郎/江村哲一)音楽を「考える」 (ちくまプリマー新書 58)
茂木さんらしい、いろんな小ネタを織り交ぜた対談本。
浅く、広く、おもしろく。


グーグル・アマゾン化する社会(森健)グーグル・アマゾン化する社会 (光文社新書)
ウェブ2.0を少しだけ深く掘り下げて学べる良書。
「ウェブ進化論」(梅田望夫)と合わせて読んでおきたい。


ウェブ社会をどう生きるか(西垣通)ウェブ社会をどう生きるか (岩波新書 新赤版 1074)
ウェブ礼賛への警鐘。
やや論点がズレてる気もしますが、バランスをとるためにはこういう本も読んでおく必要がありますね。


いちばんやさしい オブジェクト指向の本(井上樹)いちばんやさしい オブジェクト指向の本 (技評SE新書 007)
最近 java でプログラムを書き始めたので、ちょっくらお勉強。
たしかにやさしい。


人間失格(太宰治)人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))
なぜか未読だった一冊。
強烈な読書体験となりました。


星山博之のアニメシナリオ教室(星山博之)星山博之のアニメシナリオ教室
雷鳥社の知人より献本。
アニメが前面に出てますが、実際には何かを創造しようとする人すべてにおすすめの良本です。


リンク格差社会 ~ウェブ新時代の勝ち組と負け組の条件~(江下雅之)リンク格差社会 ~ウェブ新時代の勝ち組と負け組の条件~ (マイコミ新書)
ハブの重要性やネットワーク理論の一端をやさしく解説。
ウェブ世界を構造的に捉えるための基礎を学びましょう。


読書の方法―なにを、どう読むか(吉本隆明)読書の方法―なにを、どう読むか (光文社文庫 よ 13-4)
大思想家の読書歴を垣間見ることができる楽しいエッセイ集。
いくつか対談も載っているが、こちらはいかにも吉本隆明らしく小難しい。


嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸(入間人間)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫 い 9-1)
ヤンデレ系の最右翼。
嘘だけど。


嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 善意の指針は悪意 2(入間人間)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 善意の指針は悪意 2 (2)(電撃文庫 い 9-2)
ヤンデレ系の最左翼。
嘘だけど。


生物と無生物のあいだ(福岡伸一)生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
バカ売れしてるだけあって、たしかにおもしろい。
でも実際には研究者ってこんなにドラマチックじゃないですよ?


沈黙の春(レイチェル・カーソン)沈黙の春
環境問題告発の原点ともいえる歴史的傑作。
文章・内容ともに、やや冗長すぎるのが玉にきず。


診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界(大平健)診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界 (新潮文庫)
大平さんの本は本当におもしろい。
こういう精神科医って一般的なのかな、特殊なのかな。


高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院(水月昭道)高学歴ワーキングプア  「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)
博士号取得者の就職率50%以下、自殺率約1割って・・・。
ヘコみます。


ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点(佐々木俊尚)ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書 595)
ネットの現在の最先端と、そのちょっと先。
全体を俯瞰するのにぴったりの本。


こころ(夏目漱石)こころ (新潮文庫)
やっぱりいいものはいい。
心に染み入りますな。


イニシエーション・ラブ(乾くるみ)イニシエーション・ラブ (文春文庫 い 66-1)
最後から2行目で世界がひっくり返る。
必ずもう一度読み返したくなる衝撃の物語です。


ネットカフェ難民―ドキュメント「最底辺生活」(川崎昌平)ネットカフェ難民―ドキュメント「最底辺生活」 (幻冬舎新書 (か-4-2))
ネットカフェ難民の24時間×1ヶ月間。
格差社会における「最底辺」の生活とは!?


議論のルールブック(岩田宗之)議論のルールブック (新潮新書)
ネット上の書き込み等でよくもめてしまう人必読。
どうすれば正しく議論ができるのか、よくまとめられた良書です。

2 Comments

  1. 私って「人間失格」等、太宰治の作品にすごくハマってしまった時があるんです。村山由香氏、石田衣良氏の本も全部読むようにしてます。
    そう考えると、20年前(太宰の頃)の方が暗かったなぁ…..

  2. >Fuさん

    僕は高校卒業頃に大江健三郎にハマって、初期〜中期作品を片っ端から読みました。
    あと安部公房も全部読みましたね。
    最近だと、全部読むつもりで読み続けているのは江國さんぐらいかなあ。

    Fuさんと同じで、僕も昔の方が趣味が暗かった気がします(笑

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