個人的なメモです
「巨星の惑星探しの現状」
ここ数年、巨星が大量に観測されている
巨星の惑星探し →中質量の惑星探しへ
太陽型星:惑星が見つけやすい
中質量星:自転速度が大きく、また吸収線がすくないので惑星を見つけにくい
巨星:G型巨星〜進化が進んでいないK型あたりで惑星が見つけやすい
(水素燃焼とヘリウム燃焼の星はサイズだけでは区別できない)
*巨星・中質量星の周りの惑星*
離心率が一般に小さい
Fe/Hの幅が大きい(非常に小さいものもある)
短周期巨大惑星が少ない
2000年頃からサーベイスタート
長周期惑星が多いので、最近ようやく惑星同定が始まったところ
佐藤さんグループ
G型巨星の惑星探し@岡山観測所
韓国・中国と共同研究
[Sato et al. ApJ 597, L157, 2003]
[Sato et al. ApJ 661, 527, 2007] 星団における惑星観測
年齢も金属量も同じ星の中で、惑星を決めるパラメータは?
ヒアデス星団の矮星における系外惑星探し [Cochran et al.]
少なくともホットジュピターは見つけられず
若い恒星なので活動が活発で観測しづらい
どこまで低質量の惑星をまじめに探したのか不明
ヒアデスの結果から・・・
質量の大きい惑星は、質量の大きい恒星にできる確率が高い?
#理論的には相関があってよい、というかたぶんある
褐色矮星砂漠
太陽型星の周りでは褐色矮星はほとんど見つかっていない
中質量星の周りで褐色矮星候補がいくつかある
中質量星に褐色矮星砂漠はあるのか?
一般に質量の差の大きい連星はできにくい
連星ではなく円盤からの形成か?(スーパー惑星?惑星との境界は?)
#金属量ごとの惑星タイプの分類はまだ ←なんか関係あるかも?
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