Tuesday May 22nd 2012

チーム・バチスタの栄光 海堂尊(宝島社)

投稿日時:2008/03/22  カテゴリー:読書日記

文句なしのこのミス大賞。読めば分かる。

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

著者/訳者:海堂 尊

出版社:宝島社( 2007-11-10 )

文庫 ( 237 ページ )



チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)

著者/訳者:海堂 尊

出版社:宝島社( 2007-11-10 )

文庫 ( 269 ページ )


ベストセラーになるのもうなずける、最高のエンターテインメント小説です。ミステリーとしての質はイマイチですが、それを補って余りうる展開の面白さと、魅力的な登場人物たちにやられました。田口&白鳥コンビはお見事です。

こういうタイプのミステリ作家は、きっとこれまでにはいませんでしたよね。本格派でもなく社会派でもなく、また重すぎず軽すぎず、なんともいえない絶妙な立ち位置をキープ。そして圧倒的なリーダビリティで、読者を飽きさせることなく一気に最後まで読み切らせる文章力。久しぶりの天才肌の新人だと思います。
#石田衣良がミステリを書くとこんな感じになるのかなあ。

あまりにサクサク読めちゃうので、ちょっとバカっぽい小説に思えてしまうところはご愛敬。(まあ綾辻を読んだ直後だから、ってのもあるのかもしれないけど。)誰が読んでも確実に楽しめる小説なので、万人にオススメです。逆に言うと、コアなファンが付くような強烈な小説にはなり得ない感じですかねえ。。

ちなみに映画化されてますが、原作を読んだ人からはかなり評判がわるいようですね。僕も予告編だけ見てみましたが、このキャスティングじゃ・・・観る前からヒドイ作品に仕上がっているのがよく分かりました。みなさんも映画は観ずに本を読みましょうね。絶対にその方がいいと思いますから。

それにしても、なんでこの薄さで上下巻2冊組にするかなー。正直そこだけが不満です。

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