嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん3—死の礎は生 入間人間(電撃文庫)

・・・うん、なんというか、こんな本読まなきゃいいのに、読まざるを得ない状況というか、読まずにはいられない生き方というか。「ラノベ?何それ?」と一蹴されそうな超ヘビーノベル。はっきり言ってオススメはできません。読むとかなりの確率で鬱になれます。でもそれでも読まないわけにはいかないんだよなー。嘘だけど。[tmkm-amazon]4840241252[/tmkm-amazon]

あ、ちなみに一応シリーズものなので、まだ読んでない人は先に「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸」「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2―善意の指針は悪意」を読んでくださいね。

さて、3作目にしてややイメチェン。Dan the Mortal Reader も指摘しているとおり、「○の属性は×」というサブタイトルが、今回は「×の属性は○」へと変化。表紙と裏表紙の関係も空間軸から時間軸へ変化。カバー裏面の仕掛けも表に出てきちゃったし。
そして何より一番変わったのが、みーくん。壊れていきます。「嘘だけど」ですませられなくなっちゃいます。揺れます。ぶれます。悩みます。こっちの壊れ方についていけない人はたぶん読んじゃいけない、と思います。#果たして僕は読んでもよかったのか?

プロットがぬるいとか、キャラの描き方が弱いとか、シリーズとしての限界だとか、西尾維新のパクリだとか、いろいろ批判もあるようですが、個人的には巻を重ねるごとにきちんとレベルアップしていると思います。表面的な壊れ方からより深いところでの崩壊へと。まあ、これをレベルアップと呼んでもよいなら、という条件付きですが。無自覚の崩壊って、伝染するものなのかねぇ。

あーーー鬱鬱欝鬱。まさかそっちの方向に流れていくとはね。もはやヤンデレとかそんなジャンルじゃなくなってきてるし。みーくんの内面はほっとけよ。そこやられるとホント参る。確信犯(正しい意味でも間違った意味でも、たぶん)だよなー。

この流れで第4巻に突入するの?次は閉じこめられて濃度を増すつもり?みーくんそろそろ限界なんじゃないかなー?あ、その前にこっちが限界かも。嘘だけど?嘘かなあ。

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積読を重ねる日々

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 善意の指針は悪意 2 (2)(電撃文庫 い 9-2)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫 い 9-1)

2 Comments

  1. そんなに否定ばっかりするなら読まなきゃ良いのに…
    その本好きな人間にたいして失礼だよ

  2. >匿名さん

    コメントありがとうございます。
    え〜っと、、、この本読まれましたか?(汗

    たぶん勘違いされてると思うのですが、この読書日記は全く本書を否定していません。
    いや、むしろこの手のラノベとしては、かなり高評価を与えているつもりです。(3作目にしてこの(進化|深化)はすごい!)

    あと、「鬱鬱欝鬱」ってのは、この場合は褒め言葉ですので(笑

    #こういう読書日記は「分かる人には分かる」って感じになっちゃうから、誤解を与えてしまったのは申し訳なかったです。

    そもそも否定ばっかりするなら第5巻まで読み続けてませんって (^^)
    http://sasakitakanori.com/archives/940

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