先日紹介したスロー・リーディングとは全く対照的な読書法です。
和田秀樹氏はたくさんのノウハウ本を書いていますが、この新書もその一環。
徹底的に効率を追い求めた結果としての読書法の紹介になっています。
ポイントは、オール・オア・ナッシングの発想を捨てて、必要な部分を必要なだけ熟読する読書をすること。
例えばGoogleで検索したときに、出てきたページを全部読まずに必要そうなページだけを眺めていくような感覚で、本も必要そうな部分だけを拾い読みしていくのが、これからの高度情報化社会における読書のあり方だ、と主張しています。
そして「三色ボールペン情報活用術」での「仕込み」の発想と同じように、「ストック」と「フロー」という言葉を用いて使える情報に仕上げる大事さも強調しています。
また、本以外の情報源(テレビ・ラジオ・インターネットなど)の活用法についても多くのページが割いてあり、和田氏らしい盛りだくさんの新書になっています。
「情報収集」と割り切って読書やインターネットをする場合には(これが「大人のための」ということでしょう)、彼の考え方や方法論は非常に参考になると思います。
ただし、彼は自分でも「小説を読むのが苦手で嫌いだ」と言っているぐらい、小説や文学などを読む喜びや楽しみを全く理解していません。
純粋に読書をすることが好きな人にとっては、彼の「読書=情報収集」という凝り固まった構図にちょっとうんざりするかもしれませんので、ご注意を。
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